難攻不落の葛城ゴルフ倶楽部が予想どおり牙をむいた!
「ヤマハレディースオープン葛城」の初日、午後から風が一段と強まり、各選手ともスコアメイクに苦しめられた。リーディングボードのアンダーパースコアを示す赤い数字は数えるほど。まるでメジャー大会を思わせる試合展開だ。
そんなタフな状況のもとで、5バーディー・2ボギーの3アンダー69にスコアをまとめた山口裕子が単独首位、2打差の2アンダー70で上原彩子が2位に続いている。
試合観戦だけでなく、ギャラリーも楽しめる「イベント」が盛りだくさんの今大会。各注目選手の初日レポートと共に、ギャラリーイベントで絶大な人気を集めているヤマハゴルフクラブ試打会の模様をお届けしよう。
首位と1打差で迎えた最終18番ホールのパー5。首位浮上を狙って放たれたサードショットはピンに向かって真っ直ぐな軌跡を描き、ピンを直撃! グリーンを取り囲んだギャラリーから大歓声が沸きあがるスーパーショットだった。
ピンに当ったボールはなんとアンラッキーなことにピン手前5mまで跳ね返ってしまったが、山口はそのバーディーパットを落ち着いて沈め、3アンダーでフィニッシュし、思惑通り首位に並んだのだった。
その後、単独トップに立っていた上原彩子が17番でボギーを叩き、山口は単独首位で大会2日目を迎えることとなった。
「ヤマハレディースオープン葛城」の開催コース・葛城ゴルフ倶楽部は、名匠・井上誠一氏が設計した難易度が高いチャンピオンシップコースとして知られている。そのうえ、午後から風が強く吹き始め、さらに難しいコンディションとなったが、今季開幕から3試合すべてで上位争いを繰り広げている絶好調の山口には関係なかった。
「今日はパットが入ってくれました。風が本当に難しくて。でも、ドライバーショットが良いところにいっていたので、このスコアで回ることが出来ました。開幕戦から良い順位でプレーしていますが、優勝までたどり着けない。(今週こそ)この調子でいけばチャンスがやってくると思います。明日次第、風次第です。」
今季出場した3試合ともに大会2日目は60台でプレーしており、明日はさらなる好スコアが期待される。この難コースでコアを伸ばすことが出来れば、7年ぶりのツアー優勝に大きく近づける。
大会初日と同じ日、センバツ高校野球決勝では、沖縄・沖縄尚学と埼玉・望星学園が対戦したのだった。
この試合はやはり沖縄出身のプロゴルファーにとっても気になる。結果は9対0で沖縄尚学が9年ぶりの優勝を果たした。2アンダーで回り、単独2位の上原彩子(那覇市出身)は「ホールアウトしたときに(沖縄尚学が)優勝したと聞いて、とても嬉しい。試合を見ることはできませんでしたが、ニュースや新聞で勝ち進んでいることは知っていました。私も同じように頑張ろうと思ってプレーしました。」
上原と同じく沖縄県出身の諸見里しのぶ(名護市出身)もパープレーでラウンドし、5位タイにつけている。「ハーフターンのときに(沖縄尚学が)1打差リードと聞いて…あっ?1点リードね。(笑)」とゴルフと野球がゴチャゴチャになりながらも沖縄尚学の試合の行方が気になっていたと振り返る。
「沖縄は地元意識が強くて、沖縄代表の高校野球があるときは、仕事を休んでTV観戦するような地域なので。」(上原)、その喜びは他の地域よりも大きいのだろう。諸見里も「やはり甲子園は特別。沖縄を応援する。」と変わらない。
こうなると2人とも沖縄尚学にあやかって勝ちたいところ。「明日も沖縄パワーで頑張りたい。」(上原)と「続きたい。」(諸見里)に、沖縄からの追い風が明日吹くか!?
4月5日発売!話題のインプレスX ST-LONGもひと足先に試打できると大人気
トーナメント観戦をしていると、ゴルフの虫もウズウズとしてくる。ボールを打ちたい。ゴルフクラブを振りたい。そんな思いが叶えられるだけでなく、「飛ぶ・曲がらない」とゴルファーの間で人気を独占しているヤマハのインプレスシリーズを試せるのが「ヤマハゴルフクラブ試打会」だ。
大会期間中の午前9時から午後4時まで、クラブハウス前の練習場で開催されている。
クラブ契約プロである藤田寛之プロ、谷口徹プロの愛用ドライバーはもちろん、インプレスXドライバー4.6Vや同4.6D、インプレスi.F.F.、インプレスXアイアンなどヤマハの最新クラブが100本以上も試打クラブとして取り揃えられている。
4月5日(土)に発売される長尺ドライバー「インプレスX ST-LONG」の試打クラブもあり、ひと足先にその威力を体感できるとあって試打会場も盛況だ(試打無料)。
打席には最適スペックのドライバーを見つけてくれるコンピューター診断機「YPAS(ヤマハ・プロカスタム・アナライジング・システム)」も設置されている。これはインパクト時の情報をコンピューター解析するヤマハ独自のシステム。従来の診断機とは異なり、インパクト時の情報を解析してショットの結果ではなく、インパクト時の傾向を3次元で分析して、最適スペックを絞り出す。インパクトフェース角、左右のヘッド軌跡、ヘッドスピード、ヘッド回転速度、リストターン係数をはじめ、インパクト時のロフト角や上下のヘッド軌跡、インパクトポイントを診断。さらにボール情報としてボール初速やミート率、上下打ち出し角、左右打ち出し角、バックスピン量、サイドスピン量によって飛距離情報を算出。キャリーやラン、左右のぶれ、最高到達高さが割り出される。まさに最先端のクラブフィッティングシステムなのだ。
専門スタッフが試打会場に常駐し、クラブ選びに悩むゴルファーに最適ドライバー、アイアンを探してくれる。
試打会初日、熱心に専門スタッフのアドバイスを受け、試打を繰り返している人が後を絶たなかった。その一人、静岡県浜松市からやって来たという大関昌典さん(53)は、トーナメント観戦は二の次で、試打会が目当てだったという。
「仲間内でインプレスが大人気で『僕も一度打ってみたい』とずっと思っていました。コンピューター診断で最適ドライバーのスペックも分かりましたし、最新モデルのインプレスの長尺まで試せるとは思ってもいませんでした。噂どおりに飛んで、しかも曲がらない。打球感の良さにも驚きました。やっぱり打ってみて初めてその良さが分かりました。わざわざ来てみて良かったです。」と、ニコニコ顔でそう話してくれた。
百聞は一見に如かず。試打会場であなたに最適のインプレスドライバー&アイアンに巡り合ったなら、飛距離が変わる、ショットが変わる、ゴルフが変わるはずだ。トーナメント観戦の合間に試打会場へぜひ足を運んでみよう。