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2015年大会覇者・渡邉彩香選手 ディフェンディングチャンピオンに開催直前独占インタビュー

[画像]連覇のチャンスがあるのは自分だけですから、ぜひ達成したい!

難攻不落といわれる静岡県袋井市の葛城ゴルフ倶楽部・山名コース。ここを舞台にしているのが、春ゴルフの祭典「ヤマハレディースオープン葛城」です。名舞台だからこそ、毎年熱い戦いが繰り広げられています。昨年大会では、最終日に首位と5打差の4位タイからスタートした地元・静岡県出身の渡邉彩香選手が、7バーディー・2ボギーと大爆発。通算7アンダーで逆転優勝を遂げ、ツアー通算2勝目を飾りました。「ギャラリーの声援、応援が後押ししてくれた」という前年大会覇者の渡邉選手に、開催直前独占インタビューを敢行しました。

──昨年大会では、最終日に圧巻のプレーで見事な逆転優勝を果たしましたね。どんな思いで最終日を迎えたのでしょうか。

トップとは5打差もあり、しかも雨が降っていたので、順位を一つでも上げるようにまずは一打でも縮めていきたい。地元開催の大会ですから、私が頑張ることで大会を盛り上げたいとも考えていましたね。

ジュニア時代から葛城ゴルフ倶楽部で何度もプレーさせて頂いていましたし、コースに駆けつけてくれた地元ギャラリーのためにも好プレーで恩返しできたらいいなと思っていました。

──静岡県出身でしたね。

はい。熱海市出身です。ジュニア時代、県大会で葛城ゴルフ倶楽部が大会会場になることも多かったんです。ですから、コースは良く知っています。グッドショットを放った記憶が良いイメージをもたらしてくれるので、そのプラス効果が昨年の大会で発揮されたのかもしれません。コースを知れば知るほど、打ってはいけない方向、エリアがあることもよく知っていますが、それを上回る好イメージがプレーにつながったのでしょうね。

──葛城ゴルフ倶楽部の印象を教えてください。

18ホールそれぞれに個性があり、グリーン周りもタフな設計で本当に難しい。攻める、守るを明確にしたプレーが求められる。ですから、攻めてばかりでも守ってばかりでもスコアを作れません。

──たとえば、2番ホール・パー4は攻略ルートがたくさんある名物ホールですよね。たとえば、ティーショットでは池越えのルートを選ぶか、それとも安全確実な遠回りルートを選択するのかが問われますよね。渡邉プロは飛ばし屋ですから、つねに池越えのショートカットですか。

はい。風向きやピン位置にもよりますが、基本的にはショートカットを狙います。この2番ホールのプレーの良し悪しによって、その日の流れが決まって来る。グッドショットを放ちバーディー奪取、あるいはパーで切り抜けたなら、次のホールも気持ちよく臨めるんです。

──充実したオフを過ごして開幕を迎えられましたか。

丸山茂樹プロにアプローチショットのレッスンをしていただく機会があり、おかげでアプローチショットの幅を広げることができたのは、自信につながっています。

以前は感覚だけでアプローチを打っていたのですが、基本を理論的に学ぶことができ、上げる寄せも磨きがかかったように思います。

葛城ゴルフ倶楽部のグリーン周りはタフですから、寄せの引き出しが増やせたのは心強いです。

──今のマイブームは?

スポーツ観戦ですね。特にサッカーの代表戦は観戦に出掛けますね。でも、Jリーグはまだ一度もないんです。日程が合わないというか、チャンスがなかったんです。

──静岡県出身だと、地元にジュビロ磐田と清水エスパルスがありますね。

ひいきのチームは特にありませんが、静岡のチームの活躍は元気がもらえますね。

──女性ですからファッションにも興味があるのでしょうね。

ゴルフウエアはシンプルでスポーティーなタイプを好んで着ていますが、プライベートでもモノトーン系のシンプルなタイプを着用しています。ゴルフと同じくシンプルが一番なのかも…。

──スコアもシンプルというか、数が少ない方がベターですね。

そうですね。シンプル・イズ・ベスト。2連覇できるように頑張ります。せめて最終日は最終組で回れるようにしたいし、地元ギャラリーの方々の声援に応えられるプレーを少しでも多くしたいです。昨年同様、熱い応援で私を後押ししてくださいね。

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