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2016年大会覇者・李知姫選手 ディフェンディングチャンピオンに開催直前独占インタビュー

[画像]連覇のチャンスがあるのは自分だけですから、ぜひ達成したい!

昨年の「ヤマハレディースオープン葛城」を最終日の逆転劇で制したのは、首位に2打差の2位タイでスタートした韓国の李知姫。難攻不落といわれる静岡県袋井市の葛城ゴルフ倶楽部・山名コースで、最終日に7バーディー・1ボギーの66をマーク。通算9アンダーでツアー通算20勝目となるメモリアルVを飾ったのだった。

この優勝で自国の韓国女子ツアーの永久シードを獲得。その後も16年ツアーでは快進撃を続けて年間2勝を含みベスト10入り計8回、賞金ランキング7位に輝いている。

これまで数多くの優勝を挙げている李だが「大会2連覇をしたことがまだありません。だから、ぜひヤマハレディースでその夢を叶えたい」という胸の内を開催直前独占インタビューで明かしてくれた。

春ゴルフの祭典、名舞台で夢実現へ。李は熱い思いでスタートティーに立つ。

──昨年大会では最終日にベストスコア66をマークして、ツアー通算20勝を見事な逆転劇で飾りましたね。

応援ありがとうございました。私にとって、とても大きな1勝になりました。

──難攻不落の葛城GCで、最終日に66のビッグスコアは、記憶に新しいです。

葛城GCは風が吹くと一段と攻略が難しく、グリーンも難しい。でも、ゴルフの調子は悪くなかったので、上手く流れに乗れたらチャンスはあるとは思っていました。先にスタートした選手がスコアを伸ばしていたので、60台のスコアを出そうと気合も入りましたし、攻めのゴルフを貫いて行こうと考えていました。

──2、4番ホールと着実にバーディーを奪い、波に乗れましたね。7バーディー・1ボギーは攻撃ゴルフに成功した証でしょう。逆転優勝につながった一打はありますか。

6番ホールです。10メートルのバーディーパットを前に、首位をキープしていたユン・チェヨンが先にバーディーを奪い、離されては行けないという気持ちが強まりした。

──それをねじ込むなんて、とても凄い気迫を感じました。その後もスコアを伸ばし続け、最終ホールでのバーディーフィニッシュは勝者にふさわしいプレーでしたね。

そう言って頂けると、とてもうれしいです。ショットとパットがうまく噛み合い、流れを引き寄せられました。この優勝でツアー通算20勝を達成できましたし、韓国女子ツアーの永久シードを獲得することもできました。昨年はもう1勝(ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン)を挙げられたのも、この優勝があったからだと思います。

──ツアー通算21勝ですから、日本女子ツアーでの永久シード獲得まであと9勝。現実味を帯びてきましたね。

はい。30勝達成を目指して今年は、もう一つの夢を叶えたいんです。

──もう一つの夢とは。

大会連覇をしたことがありません。ですから、ヤマハレディースオープン葛城で2連覇を飾りたいんです。

──そのためにオフは、どんな練習を積んで来たのでしょうか? 確か昨年のオフは卓球教室に通ったという話が話題にもなりましたよね。

今年のオフはゴルフに専念しました(笑)。1月に入ってから1カ月ほどアメリカに渡り、100ヤード圏内のショットやショートゲームの練習を集中的に行って来ました。昨年の平均ストロークは71.6854だったのですが、これを70台にしたいと考えたからです。平均ストローク数を減らせたなら成績のアップにつながりますし、そして優勝にもつながるはずです。葛城GCはグリーン周りも難しいので、オフの練習の成果を発揮して優勝争いに加われる好位置につけて最終日を迎えたいですね。

──攻めのゴルフを再現したなら、初の大会連覇も見えて来きますね。

今年もまた難コースを制することが出来たなら、大きな自信になりますよね。1勝でも多く優勝回数を重ねて通算30勝を挙げたいし、実は今年はもう一つの目標があるんです。

──大会連覇、平均ストロークのアップ、それと…。

賞金女王のタイトルです。賞金女王への近道は年間優勝回数を増やすことに限りますから。1勝を早く飾りたい。そして2勝目も。

──昨年以上にモチベーションが高いようですね。試合がいつも以上に盛り上がるプレーを期待しています。

頑張ります。応援もよろしくお願います。

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