|前年大会覇者 山口 裕子 直前インタビュー|環境に配慮した試合作り|
いよいよヤマハレディースオープン葛城の開幕を明後日に控え、大会会場である葛城ゴルフ倶楽部では準備が整った。コース整備、ギャラリースタンド、ギャラリープラザなど各種ギャラリー用施設物の設営が終了し、ギャラリーを迎え入れる態勢は万全だ。
今回この準備期間に活躍しているのが、電動ハイブリッド自転車のヤマハPASだ。通常は広いゴルフコース内の移動には、自動車やバイクが使用される。いずれもガソリンエンジン搭載のため、排気ガスを排出する。そこで環境に優しく、騒音も出さないクリーンなPASが活用されることになった。
また、大会ではこれ以外にも温室効果ガス削減に向けて様々な取り組みを行っている。
風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーにより発電されたグリーン電力を使用。(石油や石炭などの化石燃料による発電は、発電するときにCO2を発生するが、自然エネルギーによる発電はCO2を発生しないと考えられている。)
グリーン電力証書システムに参加し、大会運営にかかる電力2万kwh相当量の自然エネルギーの普及に貢献している。
ギャラリーの皆様に公共交通機関の利用を積極的に呼びかけ、JR袋井駅よりギャラリーバスを利用したギャラリーの方に大会オリジナルキャップをプレゼントして、利用者の増加を促進する。
PR告知のための印刷物には、インキの油の成分の一部が石油ではなく、大豆から採れる植物油で構成された、ソイインクを使用するほか、再生紙を使用している。
ギャラリープラザ・ミニギャラリープラザでリサイクルPETコップや森林保全のために間伐された材木から作られた割り箸を使用する。
ペットボトルのリサイクルは、キャップを分別しなければならず、日常生活の上では、面倒でつい疎かになってしまう。そこで、ごみの分別時にペットボトルのキャップを外し、ペットボトル本体の再資源化率を高める。
(ごみの分別には、6分別のゴミステーションを設置。「コース巡回係り」や「分別ナビゲーション」を配置し、ごみ処理方法に沿った分別を促進する)
またキャップをリサイクルし、その収益で世界の子供たちのためにワクチンを購入する活動に参加する。
ヤマハとヤマハ発動機では環境問題に積極的に取り組んでおり、人と自然との調和を図るため、今後も様々なプロジェクトを実行していく。
|前年大会覇者 山口 裕子 直前インタビュー|環境に配慮した試合作り|