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植竹希望選手 インタビュー

今季ツアー5戦目となる「ヤマハレディースオープン葛城」に照準を定めて来たというのが、ヤマハ スウィング レディースの植竹希望だ。ツアー初優勝に最も近い選手として注目を集めている植竹は、今季2戦目で2位タイ、4戦目では5位タイと好成績を挙げ続けている。昨年から何度も優勝争いを演じているものの、あと一歩届いていない。「照準を定めて来た」ホステスプロの大会で、初優勝に期待が高まるばかりだ。

植竹は練習日のラウンドを終えて、「決勝ラウンドでプレーしたい。昨年は予選ラウンドでギックリ腰になって棄権してしまいました。これまで一度も大会4日間をプレーしたことがないんです」と、強い思いを言葉にしたのだった。その目標実現を目指し、専属トレーナーによる腰のケアを始め、コース攻略のためのショット練習を積み重ねて来たという。大会舞台の葛城ゴルフ倶楽部のグリーンは、硬くて小さな砲台型。「ピン手前から攻める」ことが鉄則とされている。しかし、鉄則を上回るプレーも頂点へ立つには必要なのだ。

「ピン位置とグリーン面の傾斜、マウンド位置に応じたショットを打たない限り、バーディーチャンスを作れません。ボールの落とし所を見極め、そこへ打って行かないとグリーンキャッチしてもグリーンがとても速いので難しいパットになってしまいます」。植竹の目が輝いた。

これまで4戦での好成績はパーオン率の高さによるもので「決してベタピンショットが打てているからではありません。風の強い日はスピン量が少ない、雨の日はスピン量が多くて高い球を打てるように練習しています」と植竹は自己分析している。コース攻略対策を考え、その実践を積み重ねて来た成果を発揮する大会を迎えた。これまでのリベンジを一気に果たし、念願のツアー初優勝をホステス大会で挙げる。それが「照準を定めた」最高の結実だ。植竹のプレーから目が離せない。

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