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神谷そら選手 インタビュー

21年大会でベストアマチュア、昨年はセカンドアマチュアに輝いた神谷そら(19歳)が、今大会はプロとして出場する。しかもヤマハ スイング レディースのメンバーに加わったことで、ホステスプロの重責を担っての晴れ舞台だ。

神谷は昨年のプロテストでトップ合格を果たし、ツアー出場優先順位を争うクォリファイングトーナメントでは7位の座を射止め、今年はツアールーキーとして戦っている。

「プロ転向して半年も経っていませんから、『プロ』と呼ばれても自分のことだとは思えなくて…。ギャラリーの方からも、そらちゃんと声がけされることが多く、そう呼んでもらった方が嬉しいし、ピンと来ますね」と神谷は白い歯を見せる。

プロとアマチュアの違いを尋ねると「プロは仕事、アマチュアはチャレンジャーでしょうか」と即答した。アマチュア時代は、出場する試合に照準を絞って練習と調整ができた。だが、ツアープロとなり、連戦と飛行機を使っての移動と初めての体験が続いている。

「家には帰れていませんが、どこでも寝られるし、何でも食べられるのでその点の心配はありません。ただ、ゴルフ自体は良くも悪くもないのに、アマチュア時代のバーディーを取ったりボギーを叩いたりの波があるプレーではなく、ハーフすべてパーとか。自分らしくないんです」。首を傾げながらツアー4戦を終えての感想を話した。予選通過はまだ1回。その原因は「自分らしくないスコア」のようだ。

「調子が上がり切れていないのかも知れません。今大会はホステスプロでもあるので、これをきっかけに調子も成績もあげたいと思っています。まずは予選通過、決勝ラウンドに進んでベストテンに入りたいです」。

得意クラブはドライバー。その飛距離は「キャリー250ヤード、ランを入れて260ヤードが目安です。飛ぶ方だと思っています」と自信満々。大会開催週の水曜日時点で、LPGA「ドライビングディスタンス」部門1位(260.20ヤード)に神谷の名が記されている。圧倒的な飛びを武器にした攻めゴルフに期待が集まるだけに、コースへ足を運び「そらちゃん」と声を掛け、ぜひ応援してください。

(文・写真:伝昌夫、菅野雅裕)

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