大会2日目の競技は降雨によるコースコンディション不良のため中止となり、大会は54ホールの短縮競技となった。

天気予報通り、前夜から降り始めた雨は止まず、一時は大雨警報も発令されたほどだった。それでも観戦を楽しみにするギャラリーはコースへ足を運び、スタートされるのを待ったのだが、この日の競技は残念ながら中止が決まった。

練習場やパッティンググリーンで調整を行っていた選手たちがクラブハウスへ戻る道すがら、声援を送ったり、中にはサインをねだったりするギャラリーたちの姿があった。選手たちは快くサインに応じ、声援に応える情景はアットホームさが漂っていた。

第1ラウンドは1アンダーの29位タイだった原英莉花は「残念という感じです。（スタートは悪天候で）遅れると思っていたので、ケアしてもらったりして普段どおりに準備していました。今朝は4時起床です。雨でコースコンディションが変わって来るのでコースマネジメントを頭にしっかり入れてプレーしたいと思います」と気持ちを切り替えていた。

「少し回れて、多分サスぺ（ンデッド）になるかなという風に考えていました」と話したのは小林夢果（3アンダー・11位タイ）。「（スコアの）伸ばし合いになりそうなので、明日が結構大事かなと思っています。軽く練習して、ケアしようと考えています」と明日への準備を逡巡していた。

明日の第2ラウンドのスタート時間はアウトコース7時、インコース7時5分。天候が回復した空のもと、予選通過を賭けた18ホールプレーの熱き戦いに期待しよう。

（文・写真：伝昌夫、菅野雅裕）