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大会最終日レポート

大会最終日目レポート

アン ソンジュが4打差を逆転!
4年ぶりの大会2勝目を飾る!

大会覇者の底力!14年大会覇者のアン ソンジュが3バーディー・ノーボギー69で回り切り、通算5アンダーでフィニッシュ。4打差を逆転して大会2勝目、今季2勝目、ツアー通算25勝目を飾った。

通算6アンダーの首位からスタートした菊地絵理香は3バーディー・4ボギー・1ダブルボギーの75と崩れ、逆転を許して2位に甘んじた。

通算イーブンパー・3位タイにはジョン ジェウンと全美貞、通算2オーバー・5位タイには小祝さくら、永井花奈、酒井美紀、森田遥ら7選手が入った。

大会4日間を終えて、アンダーパースコアをマークした選手はわずか2選手。あらためて大会舞台・葛城ゴルフ倶楽部の難攻不落さを知らしめる一戦となった。なお、ベストルーキー賞には小祝が輝いた。

優勝したアン ソンジュと敗れた菊地絵理香、勝負の分かれ目とは?

14年大会覇者のアン ソンジュが首位から4打差を逆転し、大会2勝目と今季2勝目、ツアー通算25勝目を達成した。

“春の女王”を手にするのに相応しいコメントを大会3日目を終えて残している。

「我慢も良く出来たし、明日(最終日)もコースは難しくなると思うので、もっと我慢をして“トップ10”に入れるように頑張りたいです」

大会初日はパープレーの72、2日目は71、3日目も71をマークし、初日の21位タイから通算2アンダー・3位タイにまで浮上しても、アンは謙虚な言葉を口にしたのだった。首位の菊地絵理香とは「4打差」にも関わらず、トップ10入りを目指すとは、優勝争いは一切意識していないと、周囲を煙に撒いたように思えてならない。

首位の菊地は違った。2日目に続いて3日目も首位を守り切り、2位との差を1打から2打差に広げたこともあったからだろう。

「過去3回(の優勝は、すべて)逃げ切りだったので、とりあえずそこだけは頑張っておきたいなと思います。バーディー合戦の試合展開ではないので、このコースで追いかけるのは(自分にとっては)多分無理なので、逃げる方がいいかなと思います」と菊地。

首位で逃げ切りたい菊地、その前の組で回り逆転したいアン。その心理は、プレーに如実に現れた。

菊地はボギーが先行し、5番・パー5ホールでのバーディーを奪ってスコアを戻したものの、続く6番ホールでダブルボギー、8番ホールでもボギーを打って2位とのストローク差を一気に放出してしまったのだった。

大会過去5年の優勝者の最終日スコアデータがある。13年大会覇者の比嘉真美子70(1)、14年大会覇者アン ソンジュ72(1)、15年大会覇者の渡辺彩香67(2)、16年大会覇者の李知姫66(1)、17年大会覇者イ ミニョン70(1)。カッコ内の数字はボギー数であり、ダブルボギーを打った選手はいない。

あくまでもデータだが、菊地の6番ホールのダブルボギーは“痛恨”の二文字に尽きる。

アンは安定したプレーぶりで前半ボギーを打たず、2バーディーでスコアを伸ばした。勝負が決まるサンデーバックナイン。15番・パー5ホールの3打目をガードバンカーに打ち込んだものの、4打目のバンカーショットで直接カップインさせてバーディーとした。逆境の状況からスコアを伸ばす一打を放ったのだ。

迎えた16番・パー4ホールは、大会4日間を通して最も難易度の高いホール。平均スコア4.5609。二人に一人はボギーを叩く計算が成り立つ。アンがフェアウエイからの2打目をグリーンへ運び、2パットでパーセーブ。

一方の菊地は11番・パー3で、あわやホールインワンの絶妙なショットでバーディーを奪い、続く12番ホールではグリーン手前からのチップインバーディーでスコアを二つ戻し、通算5アンダー。アンと首位の座を分け合っていた。

迎えた難関16番ホール。菊地もパーオンに成功し、6メートルのバーディーチャンスにつけた。「強めに打ってしまった」(菊地)パットはカップをオーバー。その返しのパーパットを外してボギー。自ら2位に後退する。

アンは18番・パー5でのバーディーパットを入れ切れず、3バーディー・ノーボギーの69でフィニッシュ。菊地のホールアウトを待った。菊地が最終ホールでバーディーフィニッシュならプレーオフにもつれ込む試合展開。だが、2打目を左フェアウエイバンカーに打ち込み、3打目はバンカーから出ただけのミスショット。4打目はグリーン奥2メートルを捕らえただけに終わり、その瞬間、アンの逆転優勝が決まったのだった。

「コースは本当に難しいということを知っていたので、帯同キャディーと話し合い、打ってはいけない地点へは打たないように注意しながらプレーした結果が逆転優勝になってうれしいです」。アンは、ノーボギーゴルフを展開して二度目の“春女王の称号”を手にした。

6番ホールでのダブルボギーと難関16番ホールでのボギーを打った菊地。これだけでスタート時のストローク差4打が縮まったとも言えるだろう。

逃げる難しさも大会舞台の葛城ゴルフ倶楽部は、備えていることが改めて明白になった一戦。来年の大会は、さらに“難攻不落”の異名を知らしめる違いない。

大会最終日のコメント

菊地絵理香
2位・通算3アンダー(75/3バーディー・4ボギー・1ダブルボギー)

「一番勝ちたいというのもありましたし、トップから出てオーバーパーというのは悔しいし、少し格好悪いですね。15番でロング(バーディーパット)を入れられなかったり、16番で3パットするなど、ツメが甘かった。アン選手はまぐれであのスコア(69)は出せないので、すごいなあと思いました」

ジョン ジェウン
3位タイ・通算イーブンパー(74/3バーディー・5ボギー)

「スタートから雰囲気が良くなくて、最初からパーセーブができなかったことが残念です。悪くても2位か3位で終わりたいと思っていたので、3位タイでフィニッシュできたことには満足しています」

永井花奈
5位タイ・通算2オーバー(76/1バーディー・5ボギー)

「スタートでバーディーが取れたので頑張りたかったんですけど、ショットが思うように打てなかったので、まだまだ実力が足りなかったと思います。(今後の)目標は優勝です。しっかり練習に取り組んでいけば、もっと良くなっていくと思います」

小祝さくら
5位タイ・通算2オーバー(72/2バーディー・2ボギー)

「アウトで伸ばす予定だったんですが、出だしでボギーを叩いてしまい、ついてないと思ったんですが、上がってみたらパープレーでよかったです。次に向けて勉強になるコースでした」

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