「簡単にボギーやダブルボギーが出てしまう難しいコースですから、ボギーを打たないゴルフに徹したいと思います」。
ホステスプロである神谷そらは、自分を見失ってはいない。「(試合に対して)いつもどおりの緊張感かな…。自分らしいゴルフの攻め方をしながらコースマネジメントをして行きたいですね」。
神谷は昨年ツアー初優勝を挙げただけでなく、2勝目をメジャー大会である日本女子プロゴルフ選手権で飾った。勝ち方を覚え、今年もまた複数回Vを目指す。
「今オフはドライバーショットからパットまで全体のレベルアップを図りました。(勝つためには)アプローチショットが大切だと感じたので、たくさん練習しました」。
神谷の持ち味はツアー界屈指の飛距離だ。「攻めのゴルフを恐れず、パー5では必ずバーディーを奪取する。パー5でのバーディー奪取率が優勝のカギを握っていると思うんです。葛城ゴルフ倶楽部の18番(パー5)では、まだ2オンをした記憶がありません。天候やピン位置によりますが、できれば2オンを果たし、バーディー以上のスコアを出せたら、(優勝)チャンスが近づいて来そうです。頑張ります。勝って皆さんに恩返ししたいです」。
女子プロナンバーワンの称号を手にした神谷は、その成長ぶりをホステスプロとして披露してくれるに違いない。