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ユン チェヨン選手 インタビュー

2016年のヤマハレディースオープン葛城で日本ツアーデビュー。17年から本格的に参戦し、4季連続でシード権を獲得するなど、人気・実力を兼ね備えた韓国のユン チェヨンが、先日自身のSNSで現役引退を表明。本大会が日本国内で最後の試合となる。

「昨年の途中から結果が出なくなり、かなり悩んでつらかった。徐々に考えて(引退を)決めました」と、今の心境を吐露するユン。異国の地、日本でのプレーは、ストレスもあり、苦しい時もあったが、「6年間、日本でプレーすることができました。感謝しています」と、ギャラリーの声援や対応が素晴らしく、ここまで頑張ることができたと振り返る。

16年の本大会では3位タイに入る鮮烈なデビュー戦。「海外で初めての試合だったのに、あまりにも上手くいきすぎて驚いたのを覚えています」と、当時を振り返る。ヤマハ所属のホステスプロとして「最後はヤマハで、という気持ち。意味があるんじゃないかと思って」と、花道を飾る舞台にこの大会を選んだ。

今後は、韓国のツアーに1試合出場し、選手としての幕を下ろす。その後の予定は「まだ決まっていないんですが、撮影会とか解説のような仕事をしながら、何をしようか考えたいと思っています」と、しばらくはゆっくりと過ごすようだ。

今回は、韓国のプロゴルファーでもある、妹のユン ソンアさんに初めてキャディーを務めてもらい、姉妹タッグで最後の戦いに臨む。「楽しみながらプレーしたいし、そういう姿を(ギャラリーに)見てもらいたいです」と、ファンへアピール。日本では惜しいところまで行きながら、なかなか掴めなかったツアー優勝、その最後のチャンスを、姉妹で勝ち取ることができたら、まさに有終の美だ。

(文・写真:伝昌夫、菅野雅裕)

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